「alone」と「lonely」

 
 
中学1年生の冬ぐらいからだろうか。
 
人間関係のこじれから
それまでの自分と大きく異なり、
今の自分らしいところが生まれてきた。
 
 
そのこじれとは、
まぁ簡単に言うなれば
学校の中心となる男子たちに嫌われだした、
という感じだ。
 
クラスで仲の良かった子からの急な裏切り(?)、
裏切りといったら悪いかもしれない。
 
まぁただその子から嫌われて、
その子の周りのイケイケ軍団と疎遠になったわけだ。
 
 
さすがに当初はショックだったが、
他に喋れる人はおるし、まぁえっかー
という気持ちだった。
 
その出来事をきっかけに、
誰かとつるむ、群れる、というのがめんどくさくなりだした。
 
 
それまでは常に誰かといて、
トイレも一緒に行って、というような日々だった。
 
思春期特有の、
「一人でいること=孤独」
という感覚だったのは確かだ。
 
 
しかしその出来事以降、
一人で行動することになんの違和感もためらいも無くなった。
 
ってか、
むしろ気楽でよーない?
と思い出した。
 
 
もちろん、
そこからもずっと一緒にいるような子はいて、
よくつるんではいた。
 
ただ、
自分からいくことはあまりなく、
向こうから誘われたら行く、という感じになった。
 
今の自分らしいところの芽生え。
 
 
そして、
中学、高校、大学と、
“一人でいること”もよくあった。
 
登校も基本一人だったし、
トイレなんかも誘われない限りは一人だった。
 
高校の時なんて、
小テストや定期テストの前は
休み時間も一人でずっと勉強をしていた。
 
よくそんな真面目にやってたもんです。笑
 
 
「国公立大学いくから一人暮らしさせてほしい」
 
そう親に勝手に伝えて、
家を出て一人で暮らすことを望んだのも
一人の気楽さを感じていたからだ。
 
親は私立に行こうが何しようが
特に何も言ってこなかっただろうから
ただただ自分が勝手に宣言して道を選んだという感じだっただろう。
 
 
大学の講義や生活面でも
サッカー部の誰かが言ってこない限りは
一人で行動して、一人で勉学に励んでいた。
 
こちらが教員採用試験に向けて一人勉強する中
「ちょー、恭平、生協(食堂)いこー」
と半ば強制的に連行させる女友だちがいたりもしたが…
 
一人でいることが好きになった自分だが、
誘われたら誘われたでうれしい自分でもある。
 
半ば強制的でも、
別に嫌な気持ちはなかったし
むしろ楽しかったから良かったわけである。
 
 
 
社会人になった今でもそうだ。
 
基本的には一人でいる。
 
もしかしたら、
10年以上も彼女がいないのも
“一人でいること”が大切だからかもしれない。
 
(ただの言い訳ってか?笑)
 
 
 
自分時間を大事にする竹川の生活。
 
一人でいる時間に寂しさや虚しさはないが、
自分を客観的に見た時に
自分は『孤独』な人間ではないか?
と思うこともあった。
 
しかし、
それを覆してくれる出来事があったのだ。
 
それが今回のコンテンツの中心だ。
 
 
あれは、
大学受験に向けて勉強に励んでいる時のこと。
 
とある模試試験に挑んでいた。
 
教科は英語。
 
英語の試験は得意な方だったので、
文法から読解から解答していった。
 
ある英文の問題。
 
その問題を解きながら、
書かれた文章に感銘を受けたのである。
 
その英文の主題は、
「alone」と「lonely」という言葉についてであった。
 
一見似たような意味の単語。
 
しかし、
その2つの単語がもつ意味は
全然違うのだと語られていた。
 
「alone」のもつ意味は、
「一人でいること」。
 
そして、
「lonely」とは「孤独」を意味する。
 
両方とも「ひとり」という意味では同じかもしれない。
 
しかし、
そこには確かな違いがあるのだ。
 
 
その文章には書かれていた。
 
「alone」、
つまり「一人でいること」は
決して恥ずかしいことではなく、駄目なことでもないと。
 
むしろそれは、
自立ができていて、
自分一人の時間も大切にできる大事なことであると。
 
 
問題を解きながら、
何度もうなずいていたのを覚えている。
 
それぐらい共感した内容だったし、
自分が肯定されているような気分だった。
 
 
この「alone」の重要性は、
学生さんたちには理解が難しいかもしれない。
 
なぜなら、
やはり「一人でいること=孤独」と考え、
まるで友だちがいない可哀想なことだと認識してしまう可能性があるから。
 
というか、
そういう時期だから。
 
そんなことはないと、
むしろ「alone」であることも大事であると、
そうたくさんの人に伝えたい。
 
その思いがあったからこそ、
今回このテーマで文章を書いてきたわけである。
 
 
ただ、
もう一つ伝えたいことがある。
 
 
「alone」は大事ではあるが、
決してそれがすべてではないということだ。
 
 
一人だけで生きていける人なんていない。
 
周りの支えがあるからこそ生きていけるのである。
 
その人たちへの想いは忘れてはいけない。
 
 
 
たくさんの人たちと関わり合いながらも
「一人でいる」時間も大切にできるような
そんな人間でありたいと思います。
 
そして、
あなたもそんな人であってほしいと思っています。
 
 
 
2026.2.20